「御嶽山」に登る!

すぴっつ

2016年05月02日 05:30

木曽調査隊が行く・・・

木曽へ赴任してから、あちこちの峠に出かけて、そこから見える雄姿に感動していた「御嶽山」。
遠くから眺めるのも良いけれど・・・やっぱり見ていると登りたくなってしまいます!

4月の最終週になって、御嶽山の登山口へ向かう道路の冬期閉鎖が解除され・・・
噴火後の入山規制はありますが、行けるところまで登ってみようと出かけてきました。

三岳から霊峰ラインを上って6合目の「中の湯」登山口へ。
途中で眺める御嶽山、晴れ予報が見事に外れて、ちょと薄曇りです・・・。



登山口で「登山届」を・・・スマホで届け出が出来るのが便利です。

「中の湯」は未だ営業していませんでした。 一カ月半振りの山登り、スタートです!



序盤はずっと木階段の登り・・・身体が慣れてないので、キツイ登り坂の階段続きは堪えた・・・(笑)
七合目が近づくと、登山道は残雪で真っ白・・・雪道歩きも久しぶりです♪
スノーシューを背負っていったのですが、ズボズボと埋まる箇所は少なく、ツボ足でOKでした。

御岳ロープウェイの下山口との分岐点を過ぎると、いよいよ七合目に到着。
日差しが強くて、暑い暑い・・・これは山頂も期待して良いかなと登り続けたら・・・



山頂付近はガスっていて見えませんでした・・・(泣)
森林限界まで登ると、風が強くて寒い・・・

スタートしてから1時間40分ほどで8合目の「女人堂」に到着。



バックカントリーの方々が多く、この先の雪渓へ向かって登って行きます。
真冬のような真っ白な雪原、シャーベット状ではありますが、滑るとひたすら斜面を滑って行ってしまいそうなので、ここで軽アイゼンを装着して、人の足跡を辿って坂をゆっくりと登ります。
相変わらず目の前はガスっていて真っ白ですが、振り返ると青空がきれいなんですよね・・・(笑)

なんとか風の強い中を歩いて、あと300mで九合目という表示の場所まで辿り着きました。
が、目の前はかなりの急坂です! ここで一気に斜度がきつくなるそうで、自分の軽装備ではちょっと厳しそう。



8合目から1時間歩いてきたところで、引き際を感じて、山を下りることにしました。
一緒に休憩していた方々が、重装備で厳しい斜面に向かうところを見送って引き返します。

振り返ると、青空があるんだよなぁ~(笑)
剣ヶ峰周辺はは相変わらずガスっていますが、サイノ河原方面は時折雲が切れて、厳しい峰が顔を出します。



御嶽山は信仰の山。
登山道沿いには石仏や碑がたくさん並びます。
6合目から数えると、かなりの数になりますが、その一つ一つに頭を下げ、ただひたすら噴火でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りしてきました。
今回は残念ながら曇り空で周囲の山も良く見えなかったので、また、晴れたら、今度は9合目まで登ってみたいです。
多くの登山者を魅了してきた、山頂方面の様子を一目、見ておきたいのです。。。

さて、自分は中の湯の6合目から登りましたが、このゴールデンウィーク中は、「御岳ロープウェイ」が営業していますので、いまなら長い木階段を歩かずに、7合目まで楽に行くことも出来ますよ♪

御嶽山、黒沢口の6合目登山口「中の湯」はこちらです。
地図はこちら









関連記事